小さいハゼは食べるところが少ない・・・。
先日の江戸川放水路で釣ってきたほんの少量のハゼ。
コレを今回は「ツボ抜き」という方法で処理します。
小さいハゼでも食べるところが減らないので是非ともやってみて下さい!
ツボ抜きをマスターすれば、処理時間も短縮できますよー。
頭を落とさないでワタだけ抜けるツボ抜き!本来は鱒類で使う処理方法!
皆さんは「ツボ抜き」という魚の処理方法はご存知ですか?
本来はヤマメとかイワナ、ニジマスの処理で使う処理方法です。
大体全長で20㎝ぐらいまでの塩焼きサイズのヤマメ、イワナでやります。
文章で説明すると難しいんですけど・・・。
魚のエラから割りばしを入れて、エラとワタ抜く方法です。
これをやると、お腹を切らないでワタをきれいに抜けるので簡単なんです。
しかも、頭を落とさなくてもエラとワタが取れるので、ハゼに最適!
これを今回初めてハゼにやってみました!
順番に説明しますね。
用意するもの。きちんと保冷して持ってきたハゼと先曲がりピンセット!
今回も氷締めで締めたハゼ達・・・。
今回ちょっとした実験で、この水温何度ぐらいなのかなぁ?と思って温度計入れてみました。
※自宅に帰って来てから氷水で遊ぶ息子・・・。
ダイソーで買ったタッパー氷で作った氷水の水温は!?
5℃を切るぐらいですね。
理想です。
魚の輸送温度の理想形です。
やはりジップロックにいれてからの水冷輸送は最適でした。
ジップロックに魚を入れて、間接的に冷やすので魚が直に淡水に触れない。
もっともハゼは汽水域の魚なので淡水でも水っぽくなったりはしないんでしょうけど・・・。
あ、ちなみにこのクーラーだけは直に水を張って使っています。
氷締め専用クーラーとしてこれだけは直に水入れています。
氷を入れて、水道水を注いで半日炎天下に晒していても氷はこのぐらい残っています。
氷の保冷力なんかの細かいことは、また別記事にまとめますね。
さて、肝心のツボ抜きですね。
あ、その前に一匹だけ釣れた黒鯛の小さいのを・・・。
キビレ?黒鯛?
これ、ちゃんと3枚卸にしました!
リリースしようかと思ったんですけど、炎天下のボートのスノコに落としてしまったので恐らく死んじゃうんですよ・・・。
なので美味しくいただきます。
で、ハゼですね。
まずはザルに入れて、塩でヌメリを取ります。
お酢洗いでも良かったんですけど、今回は数が少なかったので塩で。
塩でズリズリしたら、捌いている間に暖まらないように再度氷水へ。
今回はツボ抜きなので頭は落としません。
このままです。
まずは包丁でウロコを落とします。
ウロコを落としたらいよいよツボ抜きです。
先曲がりのピンセットをエラに差し込んで・・・。
これ、ちょっとコツがいるんですけど、両方のエラを挟むんです。
両方のエラを掴みつつ、お腹の方にピンセットを進めてクリっと捻ります。
そうするとこんな感じで・・・。
エラとワタと綺麗に抜けるんですよ。
これ、慣れると1匹当たり20秒ぐらいです。
ウロコをきれいに落とす→ツボ抜きの流れで20秒です。
つまり、1分で3匹は処理できます。
10分で30匹。30分で90匹。
1時間あれば180匹以上処理できます。
・・・もっとも今回はそんなに釣れていないので、すぐに処理は終わりましたが・・・。
このツボ抜きのメリットって、可食部分が減らないという事ですよね。
処理を終えたハゼがコチラです。
頭を落とさなくても内蔵処理できるので、サイズが小さいハゼでも食べるところが減らないんですよ。
小さいハゼは頭も美味しく食べられるので、下処理はこれで十分です。
じゃ、天ぷらにしていきましょう。
ハゼの天ぷらは最高だよねー!衣もマヨネーズ衣で簡単だしね!
この日、ハゼがあまり釣れなくておかずが少なくなると困るので、念のために小菅のニジマスも解凍しておきました。
ハゼとニジマスのコラボ天ぷらです。
衣は失敗しないマヨネーズ衣。
マヨネーズ衣のレシピは「キューピー 天ぷら マヨネーズ衣」とかで検索すれば出てきますよ。
まずはハゼから揚げていきます。
今回は3~4匹を一塊にして、海老天の要領で尾びれを持って衣をつけて揚げています。
これプラス、甲斐サーモンレッドの柵も解凍しておいたので、お刺身も準備。
まずはお刺身から・・・。
解凍物でもやっぱりそこまで味は劣化しないですね。
今回も解凍してから40分ぐらいはピチットシートに包んでいるので、余分な水分はほぼありません。
そしてハゼの天ぷら。
頭、残っていても何の問題もありません!
キチンと揚げれば硬くも苦くもないので美味しく頂けます。
ちなみに小菅トラウトガーデンで持って帰ってきた普通のニジマスの天ぷらも美味しかったです!
さぁ、「ハゼ、小さいから捌くの面倒なんだよな」という方!
是非ともツボ抜きをお試しください!
頭残っていても何の問題も無いですよー!
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