寒い冬はお風呂が良い・・・。
私、お風呂が大好きなんです。
それこそもう、ドラえもんのしずかちゃんばりに好きですね。
20代の時は休みの度に温泉ツーリングに出ていました。
一番温泉行ったときには年間で100湯以上回っていました。
・・・温泉ジャンキーですね。
※画像はイメージです。
そんな具合だから、自宅のお風呂は通常の1坪サイズより少し大きい1.25坪。
バスタブもオプションでかなり大きいのを入れています。
大人1人、子ども2人で入っても余裕です。
・・・風呂と心は広いほうが良いですね!
※うまい事言ったと思っています。
そんなお風呂ですが、私が仕事をしていて多々聞かれることがあります。
それは・・・、「この浴槽(バスタブ)だけ交換できないの?」と言うこと。
うーん・・・、出来るんだけど出来ないんですよね・・・。
始めまーす。
浴槽(バスタブ)交換は結構な大工事!在来浴室なら出来るけど・・・。
はい、始めます。
私がお仕事していて聞かれることシリーズですね。
「うちのタイルのお風呂、浴槽が結構くたびれてきているんだけど、浴槽だけ交換出来る?」
はい、良く聞かれます。
割と古いお家だと、お風呂がまだ昔ながらのタイル張りのお風呂ですからね。
こういうタイルで作られた昔ながらのお風呂「在来浴室」なら浴槽の交換は比較的簡単です。
※画像はイメージです。
浴槽周りのタイルを壊して、浴槽を支えてるブロックを壊して古い浴槽を取り出す。
それから配管類をやり替えて、新しい浴槽を設置。
タイルを貼り直して完成です。
解体~配管~設置~仕上げまでは大体3~4日です。
ただし・・・、タイルが乾燥してお風呂が使えるようになるまでにはもう少し時間がかかります。
でも、基本的にはタイルとブロックに埋まっている浴槽を取り出して、新しい浴槽を取りつける作業ですからね。
洗い場側にはあまり手を入れなくても出来ます。
費用で言うと30万~ぐらいですかね。
お風呂の大きさ、タイルの種類、配管がどうなっているかで結構金額は変わってきます。
で、次です。
現代住宅で普及率がかなり上がってきたシステムバスの場合。
いわゆるユニットバスですね。
これ、一般の人がイメージするユニットバスと、我々建築業界の人間がイメージするユニットバスって違うんですけどね。
一般の人がイメージするユニットバスって、ビジネスホテルなんかにある「バスタブ、洗面、トイレ」が1部屋に納まった物を頭に思い浮かべると思うんですけど・・・。
それは業界用語だと「3点ユニット」って言います。
※画像はイメージです。
お風呂、トイレ、洗面の3点ですね。
業界的にユニットバスというのは「工場で作ってきたお風呂」の事をさします。
現代の新築住宅(戸建て、マンション共に)ほぼ90%以上はこれです。
メーカーさんなんかは「システムバス」って言いますね。
現場だと「シスバス」なんて略したりもします。
システムバスの良い所としては組み立てが簡単なので、工期が短いこと。
なんせ工場で作った床、壁、天井、バスタブを現場で組み併せていくだけです。
組み立て作業だけなら1日でお風呂が出来ちゃいます!
あ、解体から全部入れると4日間~1週間ぐらいですけどね。
マンションなんかで、既存のお風呂がシステムバスの場合は2~3日間で終了します。
簡単で良いですよね!システムバス。
・・・だが、しかし。
この簡単で良いなの中にも弱点が・・・。
それが「バスタブだけ交換しようとすると結構大変」なことです。
システムバス、浴槽のみの交換といっても全解体とほぼ変わらないよ
では、今日の記事のメインの部分に。
システムバスの浴槽交換をしようとするとなぜ面倒なのか。
これは組み立て方の問題なんです。
システムバスって基本的には「フレームとパネルの組み合わせ」なんですけど、この組み合わせ方の順番があるわけです。
一般的なシステムバスだとこんな感じです。
・床のフレームを設置
・バスタブを設置
・壁パネルを立てる
・天井を取りつける
完了!
って感じです。
解体するときは逆で、天井→壁→バスタブ→床フレームになります。
おおよそ、どのメーカーでもこんな感じです。
つまり・・・。
浴槽を交換する時には壁パネルまで解体しなくてはならないということです。
ほぼ全解体なんですよ、浴槽交換作業。
しかも、浴槽のみの取り寄せが出来ないことも多々あります。
一般的なFRPの浴槽の寿命が25年~ぐらい。
※この場合の寿命というのは、表面の塗装がガサガサになってくるレベルです。
人工大理石浴槽もほぼ同じぐらいでしょう。
※メーカーによって大分違ってきます。トクラス(ヤマハ)の浴槽はもっと長持ちします。
システムバスの浴槽って汎用品ではないので、そのシリーズが販売終了すると部品供給も10年ぐらいしか出来ないことが多いんですよね。
逆に水栓周りの部品なんかは汎用品が多いので結構古くても部品が出てくることがあります。
ちなみにバスタブを作るTOTOさんの工場を見に行ったことがありますが、プレス機で樹脂をドカン!って伸ばして作っているんですよ。
つまり、型がなくなるんでしょうね。生産終了から時間が経つと。
それとシステムバスその物の寿命も25年~30年ぐらいなので、やっぱり浴室その物を交換したほうが良いと思いますけどね。
・・・運良く、交換する浴槽がまだ有った場合なのですが・・・。
商品代がおよそ10万円前後、既存浴室の解体~再組み立てで10万円前後取られることが多いです。
お金掛かる―!
つまり、システムバスのバスタブ交換、材料+工事費でおよそ20万円ぐらいかかるということです。
※メーカーによって多少違います。
浴室の構造によってはもう少し工事費掛かります。ご参考まで!
また、それとは別に「浴槽の塗装」も出来る場合もありますが・・・。
浴槽塗装がちゃんと出来る業者さんってそんなに多くないはずです。
私の会社でも基本的には浴槽塗装は請けていません。
営業エリアに浴槽塗装をちゃんと出来る業者さんがあまり居ないんですよ・・・。
それぐらい技術的にはかなり面倒な部類の塗装と言うことです。
だって考えてもみてください。
毎日数時間~10時間以上お湯が入る容器に塗装して、塗膜の劣化や剥がれが無いようにしなくてはいけないんですよ。
そういう塗装を施して、なおかつ塗膜保証を付けなくてはいけない・・・。
金額的には浴槽の入れ替えと同等ぐらいになることが多いです。
※浴槽のサイズにもよりますが・・・。
※古いステンレス浴槽なんかだと、塗膜が剥離しやすいのでかなり施工業者を選びます。
ただし、システムバス全体を入れ替えるよりかは安上りです!
あ、参考価格ですけど、1坪のシステムバスの浴槽のみの塗装で10万~15万円ぐらいだと思います。
期間は3~4日間と言うところが多いみたいです。
本来はホテルとかアパートで使う施工方法なんですけどね、浴槽塗装。
30年ぐらい使ったお風呂は思い切って全交換!その方が幸せです。
しかし・・・。
私は思うんですよ。
在来工法のお風呂にしても、システムバスにしてもやっぱり使用限界というのはあるのかなと。
どんな物でもそうですけど、物には寿命がありますからね。
結構丁寧にお掃除、メンテナンスをしているお風呂でもやっぱり30年が交換の目安かなと思っています。
それ以上だと、在来工法のタイルのお風呂は水漏れがおきてくることが多いですね。
昔のシステムバスだと、壁パネルの腐食(錆び)が出てきたりもします。
豆知識ですけど、システムバスの防水保証って何年か知っていますか?
あれ、メーカーさんは5年しかつけていないんですよ!
お風呂なのに5年しか保証付けないのも凄いですよね・・・。
それ以上の保証を付けたい場合は、基本的には有償保証サービスになります。
それでも10年しか面倒みてくれませんけど・・・。
なのでやっぱり30年ぐらいを目安に交換工事を視野に入れましょう。
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