梅雨の雨の降り方が明らかに昔と違う・・・。
最近の雨の降り方はちょっと異常ですね。
住宅浸水に関することで、まだ書いていなかったなぁと思ったことがあったので書いておきます!
ちなみにこのブログで一番アクセスがあるのがこの記事です。
この記事に追記しても良かったんですけど、長くなるので別記事に・・・。
床上浸水被害にあって、1階天井まで行かなかった状況で気を付けないといけないことです。
始めますー。
床上浸水、腰上ぐらいまでしか水が来なくてもやっぱり内装は全解体になります・・・。
まずはおさらいです。
基本的に現代の住宅は「水に浸かったら内装全解体」です。
昔の家ならまだ良いんですよ。
石膏ボードも繊維系断熱材(グラスウールとかロックウール)も集成材も使っていないので。
でも、現代の住宅は水濡れ厳禁の物が沢山あります。
例えば室内の壁と外壁の間に入っている断熱材。
繊維系断熱材は水濡れ厳禁です。
なぜか・・・?
濡れるとまず乾かないからですね。
そして壁紙を張るための下地の石膏ボード。
これは粉の塊なので、やっぱり水濡れ厳禁。
なので浸水した住宅は、かならず石膏ボード、断熱材は交換になります。
そして、床。
合板のフローリングは水を被って時間が経つと膨れや反りが出てきます。
さらに床の下の下地合板も同じですね。
多少の水は平気ですけど、浸水に耐えるような合板は使っていません。
床下の断熱材も・・・交換ですね。
しかし・・・。
実際に交換工事に入れるまでは結構時間が掛かることが多いです。
そんな時はまず掃除だけしてなんとかしたいですよね。
泥を掻き出し、水拭きをして・・・見た目は大丈夫なように見えます。
天気の良い日に風を通して表面は乾きます・・・。
だけど、その裏で大変なことが進んでいるんです。
浸水住宅に必ず出てくるのがカビ・・・!カビの中での生活は体に悪いことこの上ないですよ。
浸水した床、石膏ボード、断熱材。
ちょっとの浸水なら再利用可能な気がしますよね。
浸水被害にあって少し経つと、壁の表面に何やら黒い物が・・・。
なんだか分かりますか?
カビですよ。
石膏ボードや断熱材、カビの繁殖に最適な環境なんですよね。
いつまでも抜けない水分、そして動かない空気。
暖かい環境と相まって・・・、それこそかなりの広範囲に出ます。
もうやめて・・・!!
そしてこのカビ、表面だけならアルコールスプレーなどで瞬間的には取ることが出来ても、後から後から湧いてくるんです・・・。
さらにカビと言うのは見えない胞子を飛ばしてドンドン増えていきます。
こういう状況をなんとかするには・・・。
内装材全交換しかないんです・・・。
全てを剥がし、そして張りなおす!でもそれで何とかなります!・・・どこに頼むの?
作業としては・・・全てを剥がします。
床、床下地、壁の石膏ボード、断熱材・・・。
全部を剥がして構造体(柱とかですね)を出します。
そして乾燥。
最低でも1週間。
その間に消毒作業もします。
完全に乾燥してから新しい断熱材を入れて、床を張って、壁下地の石膏ボード、そしてクロスを張って元通りです。
あ、設備類が水を被っていないという条件ですよ。
キッチン、洗面台、お風呂が浸水したらそれも全交換ですからね。
家具類・・・も基本交換になります。
ハッキリ言ってお金がいくらあっても足りません。
でもこういう時のために火災保険があるんです。
え?火災保険だよ?水害はダメじゃ無いの?とお思いでしょう・・・。
安心して下さい。
床上浸水被害が出た場合は火災保険は適応可能です!
※契約している内容により、適用外もございます。ご確認下さい。
申請できるか良く分からないなんて時でも大丈夫です。
まずは保険会社さんに連絡!
火災保険、名前の通りに解釈してしまうと風水害で使えるなんて思いませんよね。
でも、床上浸水は対応可能です!
※浸水被害を外していると対応できません。ご注意下さい。
保険申請調査をして、保険金が出るならその後の工事資金が少し楽になりますね。
その後は工事店をこちらから探しましょう。
公式ページからどうぞ。
ご自宅の状況に応じて、最適なプランを提案してくれる見積りサイトです。
被害状況の確認をするのに、火災保険の調査と併せて工事の見積もり依頼もしておきましょう。
保険で工事が出来れば費用負担が少なく出来ますし、工事もプラン提案をしてくれる見積りサイトなら安心ですね。
そして工事の見積もり依頼をこちらから
安心して住むことの出来る我が家を一刻も早く取り戻しましょう!
ちゃんと直せば浸水した住宅も問題無いですよ!
知っている人は得をする・・・、火災保険は水害でも使えます!
以上ですー!
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