待っていたものが届きました。
ポケマルで注文した北海道の天然サクラマスです。
今回のサクラマスは、前回のより大きい3.5kg。
前回のが2kgで50㎝ちょっとだったので、今回はどんなもんでしょうか？
物凄く期待して待っていました。
私が子ども達を実家に預けていた日･･･。
丁度サクラマスが届く日だったのです。
実家から子ども達を回収して帰宅。
奥さんに魚を受け取ってもらっていたので、荷物を片付けてから冷蔵庫をチェック！
なにやらマスという概念を覆すものが冷蔵庫に鎮座しております。
完全に鮭です･･･。
冷蔵庫から出してシンクへ入れてみます。
これ、やっべぇな･･･。
私が某漫画の主人公なら「おめー、すっげぇヤバいヤツだけど、オラなんだかワクワクしてきたゾ！」という所ですね。
※漫画の例えが古いのは初老だからです。
完全に銀化（スモルト）している個体です。
メスですね。
鮭鱒類はオス・メスの区別が付きやすいですよね。
オスは口が曲がってくるし、顔つきも怖い感じ。
メスは丸い顔で優しい感じ。
管釣りでもやっぱり釣れた魚のオスメス気になります･･･。
※メスのほうが美味しいので。
活き締め放血個体だそうだ。身のほうはどうかなー？
始めますか。
今の時刻、21:00です。
ここから捌き始めて果たしてどれぐらいかかるか･･･。
骨抜き、皮鋤きをしなければ全部終えるのに1時間ぐらいでしょうか？
あ、この場合の「全部終える」というのは、準備からキッチン全体のお片付けまでという意味ですね。
大人のＨなお店で「シャワーからシャワーまで」みたいなもんです。
50分プレイだと正味30分がプレイみたいな･･･？
･･･うん、スミマセン。
急に大人のネタをぶち込むのは止めましょう。
最近女性の読者様もそこそこいらっしゃるので。
「うわー、ポテポテおじさん最高に気持ち悪いわー」
ちょ･･･、キモイんですけどー。
とかドン引きされても嫌ですからね。
以後、なるべく大人のネタが出ないように気を付けます。
･･･まずはいつもの準備。
出刃、大きいまな板、ペーパータオル、次亜塩素酸水またはアルコール
最後の「次亜塩素酸水」は、コロナ前は普通にマツキヨでスプレー買えたんですよね。
いまや何処のマツキヨに行っても見なくなりました。
または似たようなものがあっても、以前の3倍から5倍の値段です･･･。
需要と供給の関係って恐ろしいですね。
私の家、コロナ前にインフルエンザとかノロウイルス対策で常時在庫2本ぐらい持っていたんです。
それがこのコロナの影響で一切手に入らなくなってしまいました。
魚捌くときに凄く便利なんですよ、このマツキヨの次亜塩素酸水スプレー。
クーラーボックスにこのスプレーを吹いて、少し時間を置いてから拭き取ると魚臭さが無くなりますからね。
まな板やキッチン周りの消毒作業もＯＫ。
とにかく良かったんですが･･･。
コロナめ･･･！
コロナに負けるな！
次亜塩素酸水（この場合は電気分解で作ったほうです）って、もともと魚市場とか食品加工工場で使っていたものなので、とにかく安全性が高いんですよ。
それなのに抗菌作用や、抗ウイルス作用も非常に高いし、生臭さも消してくれる。
しかも、有機物等と反応するとすぐにただの水に戻ると良いことづくめ！
しかし、このコロナ騒動で店頭には並ばなくなってしまった･･･。
早く落ち着いてくれないかなぁ･･･。
魚捌くときには凄い便利なのに！
あ、一つだけ欠点が！
水なのでアルコールみたいにすぐに揮発しないんですよ。
後は特にこれと言った欠点は無いです。
少し塩素臭いってだけですかね？
※それもすぐに消えますよ。有機物と反応すると臭い消えます。
※後は光とかに反応してすぐに水に戻ってしまうので、ちゃんとした製品は遮光ボトルに入っています。
あ、話それました。
まずはこのデカいのをひたすらウロコ取りです。
終わったらまな板へ。
おぅ･･･、良いね。
サイズ計ってみよう。
65㎝か。
※尾びれ全部ちゃんと伸ばすと65㎝ありました。
私が釣ったことのあるドナスチ（メス）に迫るサイズです。
エラ回りから刃を入れて、頭を落とします。
そのあとはワタを抜いて･･･。
※グロイので写真無し。
お腹の脂の乗り具合は･･･、うーん。
神山水産育成のロックトラウトのほうがメタボだなぁ。
天然物はやっぱり個体差が出ますからね。
でも、包丁が脂まみれになるので、多分熟成していけば良い感じになるはず！
とりあえず「コストコ」状態にしよう。※分かる人には分かる表現
さ、卸しますよー。
一気に･･･。
エーイィ!!
･･･成功！
このサイズになったらあまり中骨ギリギリを攻めないほうが良いですね。
もう片方も卸して･･･。
はい、コストコできました!コストコ！
※コストコでこういうサーモンフィレっていうのが売ってるんです･･･。
･･･放血が少し甘いかなぁ？
自分で釣って締めた時はここまで血が残らないです･･･。
こればっかりはしょうがないですよね。
津本式で仕上げた魚！とかではないですからね。
※津本式というのは究極の血抜きを考えた津本さんの締め方です。
･･･とりあえず血は拭き取りながら捌いてきます。
あ！今回の魚は良いサイズなので、カマがしっかり取れましたよー。
このカマはどの魚でも美味い！
これだけ集めて売ってほしいぐらいです。
「サクラマスのカマのみ」とかパッケージングしたら売れると思うんだけどなぁ？
これは後日しょうゆ糀に2日ぐらい漬けてグリルで焼きます。
超美味しいんですよ！カマのしょうゆ糀漬け焼き。
簡単で美味しいから、大きいカマが手に入ったらやってほしいです！
さ、先に進みましょう。
早くやらないと鮮度が落ちますから。
ドンドン切り分けて行って、柵を量産していきます。
今回のサクラマス。
取ってから2日間掛かって家に届いたので結構身が緩いです。
骨も抜きやすくて楽でした。
全部お刺身に出来るように皮引きまで終えられました。
すぐに冷凍出来るようにラップでぴっちり巻いて、いったんチルドルームに。
柵、何個出来たかなぁ？
えーっと･･･。
9個ですね。
柵が9個、大トロセットが1セット、カマ2本です。
本当はもう少し細かく写真取りたかったんですけど、疲労と眠気に勝てず･･･！
この後はジップロックに綺麗に詰めて冷凍庫の一番冷えるところに入れて終了です。
お刺身で行きたいんで1週間冷凍します。
※解凍のタイミングと休みがあうのが丁度1週間ぐらいなのです。
後は中骨とアラを袋にまとめて･･･。
※これもちょっとグロいので写真無し。
この中骨、霜降り（湯引き）してお鍋でグツグツすると凄い出汁が出るんですよ。
頭とか他のワタも食べられる部位は全部取り分けています。
あ、超グロイんで写真はありません。
鮭鱒は捨てるところほとんど無いんですよ。
骨から出汁が取れるし、ワタなんかも煮たり炒めたりすると美味しく食べられます。
※胆のうはダメです、苦いです。
エラは･･･？
食べられるらしいんですけど、今回は取れてから少し時間が経っているのでサヨナラしてしまいました･･･。
ワタも別に冷凍したので、後日加熱調理して頂きます！
※面倒だと全部アラ汁になってしまうのですが･･･。
今回のサクラマスについて総括！お値段とか納期とか。
ポケマルお取り寄せ第2段でした。
なかなかナイスサイズが届きましたね、今回のサクラマス。
お値段は送料別で7,020円（税込み）でした。
送料は北海道から埼玉まで送ってもらって1,925円（税込み）
･･･送料が結構ネックですよね。
でも、自分で買い付けに行くことを考えれば安いです！
送料無料！とかって、結果的に商品代に乗っけることになるので実はあんまりお得ではないんです。
ちゃんと掛かるお金はお支払いしましょう！
そうやってお互いに気持ち良い商取引をしたいですね。
納期ですが、天然物なので「獲れたら送りますよ」です。
今回お願いしたのが（有）マルホン小西漁業さん（森さん）
獲った物を生け簀で保管とかでは無いので、漁の状況次第ですけど今回は注文してから4日で自宅まで届きました。
サクラマスお願いします！って頼んでから4日で自宅に届く･･･。
ポケマル（ポケットマルシェ）さん、漁師さん、日本の物流網って凄い！
送料含めて9,000円近いんですけど、サクラマスの柵が9本＋カマ＋大トロ部分ですからね。
部位ごとの販売と考えれば、「ちょっと高級な物をスーパーで買いました」ぐらいですよね。
サクラマスのフィレ（切り身）なんて買ったらもっと高いですしね･･･。
自分で捌ける方なら絶対にお買い得ですよ、ポケマル。
物によってはフィレだったり柵だったりでも販売しています。
※加工費が掛かっているのでその分ちょっと割高ですが。
ちょっと珍しい魚とか、ブランドのお肉とか野菜とか乳製品もいっぺんに購入できるポケマル（ポケットマルシェ）
料理好きならお勧めですよー。
スーパーでは買えない物が買えます！
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