もう養殖だから不味い、天然だから美味しいは通用しない・・・。
最近は本当にそう思います。
養殖って、人が食べるために作っている魚ですからね。
なるべく美味しくなるように餌の配合を考え、育つ環境を整え、そして美味しい時期に水揚げ。
そりゃー、美味しくなりますよね。
日本の養殖事業者さん、頑張って欲しいですね。
養殖って魚を減らすこと無く食べられる循環型の産業ですから。
・・・そんな「未来を見据えた養殖」をしている鳥羽水産さんから買い付けた真鯛。
前回の記事は捌いたところで終わってしまったので、今回は調理編です!
今回も映えない感じが進みますけどねー。
全部使おう!真鯛は捨てるところ無いよー。
では、始めますよ。
この日、作る物のメインは鯛めし。
私、今までちゃんと作ったこと無いんですよね。
なのでまずはレシピを・・・と思っていたら・・・。
レシピ、同梱されていました。
うーん、親切!
鯛めしの鯛の身って先に焼くんですね。
レシピを見てなんとなく疑問が浮かびます・・・。
これ、ちょっと出汁が足らないような気がするなぁと。
で、一工夫。
まず、中骨から出汁を取ります。
この時は水と日本酒だけです。
グツグツして、アクを丁寧に取ります。
塩は入れません。
出汁を取っている間に、鯛めし用の身を焼いていきます。軽く塩をします。
※カマとハラミです。
オーブントースターで200℃で15分ぐらい。
で、焼けたものがこちらです。
このまま食べても十分美味しいですよ。
鯛めし、仕上げちゃいましょう!
研いだお米に・・・。
先ほど取った中骨の出汁を冷ましてから注ぎます。
鯛の脂が・・・!
最後に焼いた鯛を載せて、出汁昆布を一緒に入れ、塩と醤油を入れます。
後は炊き込みご飯モードで炊けばOK!
良し、次!
兜煮・・・。頭硬い・・・。そしてウロコの処理が大変!
魚の頭の骨・・・。
硬いんです。
もうそりゃー、無茶苦茶です。
昔「美味しんぼ」を読んだ時に「鯛の頭を割るには、歯の間に刃を入れて…」とやっていましたが・・・。
そんなに上手く出来ないんだな、これが!
ま、そこが素人とプロの違いですよね。
なんとか頭を割りましたが、ちょっと残念な感じに・・・。
なんか怖いな・・・。(怖いので画像は小さめ)
とりあえず煮ちゃいましょう。
煮汁は最初から混ぜちゃいます。
日本酒、水、三温糖、みりん、醤油を最初から混ぜて鍋に張ります。
最初は蓋をしないでグツグツ。
その後は落し蓋をしてグツグツ。
15分ぐらい煮てから落し蓋を取って、煮汁を掛けまわしながら更に煮ていきます。
煮汁が煮詰まってきてトロミが出てきたら完成!
うん、怖くない。
※映えませんけど。
はいはい、次行きますよ!忙しいな。
次はお刺身作らないと!
鯛は霜降りで行きましょう。皮も引かなくて良いしね。そして仕上げー!
兜煮、鯛めしはOK。
次はお刺身です。
普通に皮を引いて作っても良いのですが、鯛は皮が美味しいので霜降りにしましょう。
今回は基本の「熱湯を使った霜降り」をやります。
まず柵を準備します。
ウロコはキレイに取っておきましょう。
まな板の上でやるやり方が正しいのですが、まな板よりアミの方が私は好きですね。
これに熱湯を掛けていきますよ。
こんな感じで!
皮に熱が通って、瞬間で煮えます!
すぐに身を引きあげて氷水に入れます。
身を冷やしたらすぐに引き上げて、ペーパータオルで水気を取ります。
後は普通に引いて盛り付け!
アラ汁を仕上げてる間に鯛めしが炊けました。
さてさて、テーブルへ・・・。
野菜が無い食卓・・・。
※果物を後で出しました。
では食べましょう―。
霜降り・・・(゚д゚)ウマー
今回のポケマルで取り寄せた鯛は超お買い得でした!2回は楽しめるよー。
鯛めし、兜煮、お刺身、アラ汁と全て美味しく頂けました!!
今回の鯛、55㎝サイズで3,000円ちょっと!
ムッチャクチャお買い得だと思いますよ!
大人2人、子ども2人で2回は楽しめます。
私はは自分で捌くので「ウロコ処理済み、ワタヌキ」を買いましたが、捌くのが面倒な人には「柵取り済み」という物もあります。
誰でも産直で美味しい物が楽しめるポケットマルシェ、通称ポケマル!
試したこと無い方は早く使った方が良いですよー!
お魚以外にもお野菜、果物、お肉と何でも扱っていますよ。
次回は何を頼もうかしら・・・。
また、お金に余裕があるときに・・・。
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