2021年の江戸川放水路ボートハゼ。
今回は昨年とは違って上流部に向かって左岸側。
そして満潮からのスタートのため、やたら水深がある・・・。
ちょっと難しいかなとおもったんですが・・・。
娘が早速釣りました。
メダカサイズ・・・。
このままイケると良いのですが、そうは問屋が卸さないのがハゼ釣りという物です。
あ、前回のお話を読んでいない方はこちらからどうぞ。
さてさて、この後大ピンチを迎える?釣行の続きです!
始めまーす!
立杭にロープを結ぶよー。あれ?ウソ!?おぉぉぉぉぉ!!!
娘が早速1匹メダカサイズを釣って2021年ボートハゼ釣りスタートしました。
うん。
タナは1.7m~2mぐらいみたい。
同じぐらいの水深を狙って仕掛けをそーっと落とします。
※398さんのミャク釣り仕掛け。これが一番釣れます!
すると・・・。
ゴン!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
分かりやすいアタリ!
そして糸鳴りするほどの引き!
これは・・・、ヒネだね。
※越冬した大きいハゼです。
ハリスが細いので慎重に・・・。
無事キャーッチ!
13cmぐらいかな?
おぉー!イイネ!もう少し大きかったらもっと楽しい。
こんなのが10本も釣れたら楽しいな!
しかし・・・。
なぜかアタリが遠のく。
開始20分で4匹ぐらいしか釣れません。
おかしい。
ハゼ釣りはこういう釣りじゃない。
娘はもう飽きてきてチョコを食べ始めています。
ハゼって居付の魚なので、ポイントに入っていないと全然釣れないんですよね。
ちょっとボートを移動させましょう。
気持ち上流にボートを進めました。
そしてアンカーを入れます。
水深で2mぐらいですかね。
桟橋の杭回り、かけ上がりとストラクチャーの絡むところなので割と大きいのがいるんですよ。
時刻まだ7:00前。
これから少しずつ潮が動いてくるので、段々良くなってくるでしょう。
だがしかし。
ちょっと風がある。
ボートのアンカーロープが結構出されます。
流されるとポイントから外れるのでロープを調整します。
うーん・・・。
イマイチだな。
あぁ、杭に結べば良いんだ。
レンタルボートのロープ結びなんか中学生の頃からやっているので慣れっこです。
娘に「お父さん、ボートの先のロープ結ぶから動かないでじっとしていてね」と声を掛けます。
ボートの後ろでうなづいてチョコを食べる娘。
うん、良い子だ。
舳先に置いてあるクーラーボックスをまたいで作業をします。
その時・・・。
別の船の引き波が来て・・・。
アレ?
ドプン。
ボートのヘリに脚が残った状態で太ももから腰ぐらいまで落水。
※分かりやすく書くと「和式トイレのウンチングスタイル」です。
え?
ナニコレ?
オレ、ラクスイシテイル?
思わず片言の日本語になります。
娘は動かないでボートの後ろに体重を掛けてジッとしています。
「動くと危ないよ」という言いつけをちゃんと守っているんですね。
うん。
とりあえずこの状態でボートに上がりたい・・・。
何回かチャレンジしてみますが上がれない。
途端に頭の中で「ちびまる子ちゃんがピンチになった時に流れる曲」が流れます。
※♪チャーチャララ、チャーチャララ、チャチャ!!チャチャ!!♪ってやつです。
ふんぬ!ふんぬ!!!ふぅーーー。ヤバい!
ボートと水面に力が吸収されて絶対に上がれません。
娘も心配そうにこっちを見ます。
でも、助けには来ません。
「助けに来るとボートのバランス崩れて落っこちるよ」っていつも言ってますからね。
こういう時にパニックにならない自分の娘。
ちょっと尊敬しますね。
なんてのんきな事を考えている場合ではありません。
とりあえずボートに戻らないと・・・。
中途半端な体制よりかは一度静かに水に入りましょう。そうすると簡単に上がれるよ。
困っているポテポテ親子を見かねて、隣で釣りをしている人生の先輩がアドバイスをくれました。
「ボートに捕まったまま下半身全部水に入れてみな。その方が上がりやすいから」
はい。分かりました。
とりあえず自動膨張式のライフジャケットが膨らまないように注意して、そーっと胸の下ぐらいまで江戸川放水路に浸かります。
・・・割と暖かい。
思ったより深くて、足は当然届きません。
ライフジャケットが開かないように慎重に腕に力を入れます。
・・・んっしょっと!
無事にボートに乗れました!!
ふぃー、一安心・・・。
って、あーーーーー!!!!
普段なら身体から外している「電話とカメラを入れている小さいバッグ」が腰に付いたままでした・・・。
スマホ2台、コンパクトデジカメ1台が完全水没(しかも海水)
さらに車の鍵(イモビ内蔵)も水没(しかも海水)
うーん・・・。
スマホは端末安心保障で免責額(5,500円)で明日には届く。
会社のスマホは総務の人に「ゴメンナサイ」すればすぐに届く。
コンパクトデジカメ(コンデジ)はもう10年落ちだから諦めがつく。
スマホのデータはGoogle先生のサーバーに自動バックアップしてあるから特に問題は無い・・・。
一番の問題は車の鍵でした。
詳しくない人に説明すると・・・。
今の車とかバイクの鍵って中にICチップが入っているんですよね。
そのチップが車本体と鍵で通信して「この鍵はこの車の」って組み合わせにならないとエンジン掛からないんです。
私のストリームも当然イモビライザー(ICチップ)内蔵。
買ったばかりなのに・・・。
自宅から遠く離れた市川市で車のエンジンが掛からないなんてことになれば・・・!?
対処法を調べ・・・ってスマホ使えない!!!
やっちまったなー!
とりあえず、スマートキー(鍵穴に差し込まないで持っているだけで良い鍵)じゃないので、多分大丈夫かななんて淡い期待を持って、とりあえずブンブン鍵を振って水抜き。
タオルで良ーく拭いて、タックルボックスにしまいました。
あ、お財布は最初からタックルボックスに入れてあったので無事です。
娘に「ひょっとしたら車のエンジン掛からないかも」と説明をしますが、いまいち分からない様子・・・。
江戸川放水路の釣りは街中の釣りなので、どうにかなるでしょう。
とりあえず服が乾かないと帰るに帰れないので、釣りを続けます。
そのまま服が乾くまで釣りを続けて撤収!娘も良く頑張りました。
その後は・・・。
杭に結んでボートを固定した位置が大分良かったみたいでポチポチ釣れます。
ポイント選びは間違っていなかったみたいですね。
ロープを結ぶときの判断ミスは痛かったですが、娘にもヒネハゼが掛かって楽しそうです。
しかし・・・。
トイレに行きたい・・・。
濡れた服で釣りをしているとやはり冷えるんですよね。
どうしよう・・・。
結構限界が近い。
平日なら周りに居るのは人生の先輩方だけなので、江戸川放水路にダイレクト放尿でも問題無いのですが、この日は日曜日。
両脇には楽しそうに釣りをするファミリーが。
ここでダイレクト放尿なんかしたらファミリーからナスオモリの3号とか投げつけられそうです。
そして娘から「お父さん最低」とか言われます。
たかはし遊船さんを呼ぼうにも電話が死んでる・・・。
しかし、その時です。
下流から戻ってきた「マルヤ遊船」さんが来ました。
「おーい、ボートで立ったらあぶないよー」なんて周りの人たちに声を掛けています。
私、ついマルヤ遊船さんに声を掛けました。
「すみませーん!」
「なー、うち高橋さんじゃないよー」
「いや、トイレ行きたいんですけど、電話水没しちゃって使えないんです」
「・・・あー、乗せて行ってあげるよー」
神です。
きっと娘がトイレに行きたいと思ったんでしょう。
違います、トイレに行きたいのは落水したおじさんです。
どっちにしろ娘も「あたしもそろそろ行きたかった」と言っていたので助かりました。
マルヤ遊船さんに桟橋まで送ってもらい、帰りはたかはしさんにボートまで戻してもらいました。
なんでしょうね、素敵ですね。
・・・スマホ2台壊れていますけど。
その後はまたポツポツと釣りながら、周りの人が帰るのに同乗して上がりました。
今回は落水というアクシデントが有ったので正確な数は取っていませんが、60~70ですかね?
桟橋に帰って、車に向かいます。
そして、運命のドアオープン!!
・・・アレ?
キーレスでロック開いたぞ。
これ、大丈夫なんじゃないか?
※後で調べたら結構ちゃんとした防水がしてあるみたいです。
ドキドキしながらキーをオンにしてみます。
あ!ちゃんと鍵と通信してる!
そして・・・。
エンジン掛かったー!!!
ウェーイ!!帰れる―!!!
娘と2人で小躍りです。
娘よ・・・、こんなお父さんなのに優しくしてくれてありがとう・・・。
この後は予定通り妙典のイオンでお昼を食べて帰りましたとさ!
次回!どれぐらい釣れたのか?
そして久しぶりのハゼの天ぷら!
お楽しみに!
※皆様へ※
20年以上ボートで釣りをしている私でも落水しました。
ライフジャケットは絶対に付けましょう。
慣れている人でもアクシデントで落水します。
まして子どもには絶対にライフジャケットを!
浮力体式か自動膨張式でお願いします。
ちなみに私が今シーズンから着ているのがコチラです。
コンパクトだけどちゃんと桜マーク付いているので、普通の遊漁船でもバスボードでも使えます。
・・・まぁ今回は膨張せずに済みましたが・・・。
磯釣りやる人は浮力体式使ってくださいねー。
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