自称、美味しく食べ鱒会、埼玉支部長のポテポテです。
以前、貧乏釣り部員五時レンジャーのオフ会で神経締めのコツを教えてもらいました。
詳しくはこちらのユッケさんのブログをご参照ください。
この時は専用の形状記憶ワイヤーを貸してもらってやっていたんですよ。
自称美味しく食べ鱒会の埼玉支部長としては、神経締めの効果はどの程度なのかちょっと気になっていました。
自分も神経締めのワイヤー欲しいなぁ…
タックルボックスに入れておきたいなぁ…。
でも調べてみたら…結構良い値段です。
職場近くのキャスティングで1,100円(税込)ぐらいしたよー。
そこで少し考えてみました。
あれ、単純に魚の背骨(脊髄)の神経をグチュッと潰すだけだよね…と。
あんな感じのワイヤーあるなと…。
そもそも締めって何?野締め?活締め?
まずは「締め」って何?という所から説明しなくてはですね。
締めるというのは、平たく言うと魚を絶命させることですね。
これも野締めと活締めとあります。
釣りの場合の野締めというのは、釣ったその場で氷が申し訳程度入っているクーラーボックスに生きたまま突っ込んだ状態ですね。
この生きたままクーラーボックスに入れられた魚、当然苦しんで死んでしまいますね。
そうなるとどうなるか?
魚が死ぬまでに苦しんで暴れると「うまみ成分」が消費されてしまいます。
美味しくなくなるの!?
鮮魚ルートに乗せる商業漁業の場合は氷締めなので、少し状況が違いますが…。
※氷締めは人間でいうと凍死状態になります。活締め>氷締め>>>>>野締めって感じです。
アジとかイワシとかをサビキで釣っていると、時合が来るとそれこそ凄い量が釣れますよね。
そういう時は氷締めです。
海水氷に釣れた魚をポンポン放り込むんです。(海水魚の場合です)
そうすると、、、
「パトラッシュ…僕なんだか眠くなってきたよ…」という状況に魚がなります。
少し経つとそのままお亡くなりになります。
さようなら…。
後は冷えすぎないように持ち帰ればOKです。(クーラーボックス内は5℃~10℃くらいでOKです)
次に活締めですね。
これはもう、慣れないと残酷な話ですよ。
生きている魚のエラに刃物を突っ込んで殺します。
正確に言うと、エラの膜の一番太い血管と背骨を切って即死です。
切ったらすぐに水に漬けて、血を流します。
この状態が血抜き作業です。
私は常にこれです。
上手く血抜きをするために毎回「血抜き用タライ」を持参です。
…管釣りの流しで血まみれのタライを使っている人がいたら、それはポテポテですよ…。
あ、血抜き作業はバケツでもOKです。
頭を下にしてバケツに魚を突っ込んで水をかけ流せば大丈夫ですよ。
血抜きが完了すると、水が無色になります。
その後は魚の体温を下げるために少しそのまま水に漬けておきます。
血抜きが終わるとこれぐらい水が透明になります。
この後ワタヌキをすれば完璧です。
下処理を全て済ませたら冷やしすぎないようにして持ち帰りです。
で、神経締めってなに?
いよいよ本題ですね。
神経締めについてです。
エラと一緒に頭を落として、ワタを抜いた魚でも結構ビクビク動きますよね…。
この状態だとうまみ成分を魚自体が消化してしまうんです。
そこで神経締めです。
私が教わったやり方ですが…
1.エラと背骨(首の骨)を断ち切って即死させる。
2. 水を張ったタライまたはバケツに魚を付けて、魚を冷やしながら放血。
3.露出した骨の背中側(脊髄側)に神経締めワイヤー等を通して脊髄をグリュグリュ潰します。
※この時に魚がビクンビクン!ってなったら成功です。
4.この後、もう一回冷やしながら放血。終わってから、ワタヌキ等の下処理。
5.直接氷に当たらないようにして保冷して持ち帰り。
※背骨は切らない方が良いとか色々あるみたいですが、私は骨を出さないと上手く出来ません…。
※尾びれを落としてからワイヤーを入れても簡単です。
で…、この神経締めをするメリットですが…。
旨味を保ち、死後硬直までを遅くすることです。
うまみ成分を消費しなくなるんだよ…。
…と言われていますが、神経締めをした場合としなかった場合と試したことが無いんですよ。
次回釣行で試したいと思います。
活締めは確実にしているんですけどね…。
で、代用品は何を買ったの?
いや、本題まで長かったですね。
神経締めワイヤー、買うと1,000円ぐらいするんです。
丸めて収納できる 形状記憶合金製 神経締め 鮮度たもつ君 直径1.2×50cm
1,000円もするんですよ!
1,000円もあれば縦スプーンが2個ぐらい買えますからね…。
さぁ、どうするか。
仕事の都合で寄ったホームセンターで見つけましたよ、代用品。
ステンレス針金です。
形状記憶合金とかのワイヤーを探したんですけど、ちょっと無かったのでこちらで…。
これなら税込で127円でした。
ステンレスだから錆にも強いですしね。
この線径ならロックトラウトとか、ヤシオマスとかのブランドニジマスの背骨のサイズに丁度良いはず。
少し柔らかいような気もしますが、まぁなんとかなるでしょう。
これで神経締めをしたパターンとしなかったパターンの食べ比べが出来ますね。
さぁ!いよいよ月末の月イチ管釣りが近づいて来ましたよ。
今回は私の誕生日休暇に絡む釣行です!
群馬に行くか山梨に行くか…。
はたまた栃木?!
まだ決めかねていますが…。
神経締めを試すサイズが釣れますように!
でも買った後でダイソーにもあったようなと気が付きましたね、ステンレス針金。
2019年6月追記…。
検索だとどうやらこのページが多く引っかかるようなのですが、結論としては下の記事のページが正解でした!
こちらも併せてご覧ください。
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コメント
ポテポテ様
針金神経締めわたし私も以前やった事がありますが意外と難しかったんですよ-!
針金が曲がってしまうと神経がある
場所からずれ、身に刺さってしまうのです。
それなりにコツがいるのと、針金が曲がってしまうと新しく切って作るコストを考えて専用を購入しました。
今月末は私もどこに行こうか迷ってますが子供達と行くのでリクエスト待ちです。
タカ様
なんと!
すでに実践済みだったのですね…。
流石ですねー。
127円で済めば良いなぁという目論見が怪しくなってきました。
色々試してみますねー。
エレキギターの弦もいいですよ!バラ売りだと安いです。
ta様
目からウロコです!
いやー、盲点でした!
5弦ぐらいだと太さが丁度いいような感じです。
明日早速買ってみます。
ステンレスの弦を探してきます!