暑いから釣らないでお取り寄せ…。
各方面からツッコミを受けそうですが勘弁してください。
連日の猛暑でちょっと釣りに行くのは辛すぎなのです(; ・`д・´)
でも、お取り寄せならいつでも欲しい時に欲しい魚が手に入っちゃうんです!
今回はまた神山水産さんからお取り寄せした頂鱒を紹介します!
…毎回確実に美味しいのが手に入りますよ…。
始めまーす!
養殖ニジマスの頂点を目指す魚!それが頂鱒!
頂鱒ってなんぞや?という方もおられると思うので簡単にご説明しますね。
頂鱒というのは栃木のブランドニジマス、ご当地サーモンの一つです。
日光の「神山水産」さんが養殖しているニジマスです。
同じ栃木県内には「ヤシオマス」というご当地サーモンもありますけど、こちらは人工的に作った「3倍体」です。
「ヤシオマス」は全て生殖能力のないメスの個体が産まれます。
2倍体、3倍体については詳しく説明するとそれだけで2時間掛かるので簡単に説明しますね。
静岡の富士養鱒場さんが書いている解説が簡単で分かりやすいので引用します。
生き物は通常2組の染色体を持っていて、
染色体を1組ずつ持つ卵と精子が作られて、
これらが受精することで、染色体2組を持った子が産まれます。ですが魚の場合、受精前の卵は2組の染色体を持っていて、
受精後に、そのうちの1組(極体)が卵外に放出されて、
卵からの1組と精子からの1組とが組み合わさった2組で発生が始まります。受精後に卵を温水に漬けると、
その刺激により、本来放出されるべき極体がそのまま卵内に留まり、
卵からの2組と精子からの1組とが組み合わさった3組の染色体を持つことになります。
これを三倍体(さんばいたい)と言います。
なお、通常の2組の染色体を持つ魚を二倍体(にばいたい)と言います。三倍体の魚は、通常の二倍体と何ら変わり無く正常に成長しますが、唯一異なるのは「成熟しない」ことです。
これは、卵を上手く作ることができないためです。ちなみに、こうした染色体の組数を操作する方法は植物の分野でも数多く用いられていて、
”種無しスイカ”などが代表的な例です。
※富士養鱒場さんの解説ページより引用しました。
ニジマス養殖の世界では割とポピュラーな処理になります。
対して神山水産さんの生産している「頂鱒」は受精卵の加工をしていない通常の「2倍体」です。
生殖能力を持ったオス、メスともに産まれてきます。
甲斐サーモンとかと同じで、良い餌(栄養が多い餌)を与えて長期間の肥育をした魚になります。
そして生殖能力があるということは、産卵直前になると身質が落ちます。
なのでヤシオマスのように「旬が無い」状態ではありません。
卵や精巣が発達してくる前の夏が一番の旬です。
魚が食べた栄養が全て身に付くから、この時期のニジマスは美味しいのですよ。
だがしかし!
真夏の管釣りで大物を確保するのはつらたん(*’ω’*)
釣り場の水温が高く、釣りにくい時期です。
そして我ら釣り人も熱中症覚悟で釣りをしなければなりません。
美味しい時期に釣るのが難しい…。
どうしたら…?
うん、お取り寄せだ!
奥日光の冷たい水で大事に育てられているニジマス、頂鱒。
淡水養殖されているご当地サーモンの中では「美味しさランキング国内ベスト3」に入ると思います。
※ポテポテブログ調べ
頂鱒、関東の管理釣り場で釣ることもできますけど…。
暑いじゃん?日焼けするじゃん?
高速代と管理釣り場の1日券代かけると結構金額するじゃん?
じゃ、取り寄せますか!という事ですよ。
頂鱒、売ってくださいなっと。
日時指定も受けてくれるよ!ポケマルからオーダー!
そんな軟弱管釣りブロガーのポテポテおじさん。
夏は暑いからね。
神山水産さんの若社長に直接連絡!
え?直接連絡なんかできないよ!連絡先知らないし!というそこの読者様もご安心下さい。
便利な令和の世の中、「ポケットマルシェ」通称「ポケマル」で買えますよ。
「神山水産」で検索してポチポチっとするだけでOKです。
私は今回は「ワタ、エラ抜き、鱗取りして納品お願いします」と頼みました。
魚捌けないよ!と言う方でも大丈夫!
三枚卸しまで頼みたい場合は別途受けてくれますよ。ご安心下さい。
さらに日付指定も受けてくれるので、自分の希望を伝えてくださいね。
そして数日後…。
届きましたよ!釣らなくても頂鱒が自宅に!
※真空パックで送ってくれます。
うん、なんか毎回「頼んだサイズよりちょっと大きいサイズ」が届きます!
社長!いつもありがとうございます!
じゃあ、捌きますよー!
背中側、お腹側と捌いていって、ブロックのまま冷凍!冷凍は素早く!
では、いつものように捌いていきますかね。
60㎝ぐらいのサイズです!
尾びれが折られているのは神経締めしたからですよ。
ちなみに今回送ってくれた頂鱒はメスですね。
お腹は・・・うん、(・∀・)イイ!!
良い脂乗り!そして処理が丁寧!
とりあえず片側を卸してから、中骨はこんな感じで取っちゃうと楽ですよ。
こんな感じに卸せればとりあえずOKです。
後はカマを取って・・・
美味しいんですよ、カマ。
ね、良い脂乗り!
後は冷凍しやすいサイズに切り分けていきます。
コストコのサーモンみたいなのが出来ます(*´▽`*)
すぐに食べない分はラップに包んで冷凍しておきましょう。
アルミプレートの上に魚を並べて、その上に保冷剤(すでに凍っている物)を載せるとすぐに冷凍されますよ。
そして頂鱒に限らず、この大きさのニジマスってほとんど捨てる所無いんですよ。
中骨もこうやってスプーンで漉き取れば「すき身」が取れますしね。
※マグロで言うとネギトロにする部分ですね。
届いたその日は食べないで、少し寝かせます!
お刺身で食べよう!寄生虫は心配しないで良いですよ。
3日程熟成したのでお刺身にしましょう。
頂鱒に限らず、養殖しているニジマスやヤマメ、イワナはお刺身大丈夫です!
※寄生虫が付くサイクルに入らないからです(*’ω’*)
骨は骨抜きでスッと抜けます。
この後難しいのが皮引きですけど・・・。
皮をバーナーで炙っちゃえばきれいに剥けますよ。
脂スゲェーーーーーー!!!
後はお刺身に(*´▽`*)
良い色ですな(*’ω’*)
味はもう・・・最高ですよ!最高!
頂鱒は別格!!!!
そして残りの部分はヅケにするので・・・。
トロの部分です。
こんな感じで引いていきます。
脂凄いですよ。
コレを器にまとめて・・・。
メンツユとゴマ油を注いで1時間以上待てばヅケが出来ますよ。
こんな感じで丼にすると(゚д゚)ウマー
お店で食べると1杯2,000円はするな・・・、コレ。
さあさあ!
釣れなくてもお取り寄せすれば沢山食べられますよ、頂鱒!
ポケマル(ポケットマルシェ)に登録していない方はまずはコチラから登録。
後は「神山水産」か「頂鱒」で検索!
それだけでこんなに美味しい魚が簡単に手に入りますよー。
(゚д゚)ウマーやで!
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