全国1000万人の丸亀製麺ファンの方・・・。
※ポテポテの脳内調べです。
皆さんは麺職人さんが在籍している店舗を利用したことはありますか?
残念ながら、私が普段廻っている店舗には居ないんです。
だがしかし!
普段行かない・・・、いや、気軽に行けない店舗に在籍しているのを発見してしまったのです!!
たまたま、仕事の都合でそっち方面に廻ったら偶然にも発見!
なんということでしょう・・・。
麺職人さんの在籍している店舗が「遠いけど行ける範囲」にあるなんて・・・。
何処かと言うのは内緒にします。
私のブログの影響力から考えると、お店がパニックになるかもしれませんからね。
※そうだったら良いなという妄想です。申し訳ありません!
場所バレしにくいアングルで写真は入れておきますが、近隣の人は分かると思います。
分かった人は是非行ってみて下さい!
麺職人さんの作るうどんはやっぱり普通の店舗とは少し違いますよ。
月の半分は丸亀製麺に行く私が断言します!
あと今回は普段とちょっと書き方を変えてみます。
小説風ですね。
実験ブログのスタートです。
当店の麺職人・・・だと!?ここは麺職人が居るのか・・・。
私は焦っていた。
普段とは違う方面への仕事。
迫るアポイント時間。
道をまったく知らない訳ではないが、普段通るような所でもない。
早めに昼食を済ませたかったが、手っ取り早く済ませられる店はこの近所には無かったと記憶している。
念のため、ナビを開いてみよう。
私はタブレットのGoogle Mapを起動させる。
・・・ほう、2km程先に丸亀製麺があるじゃないか・・・。
これは良い。
余計なことを考えなくて済んだ。
いつものように丸亀製麺を利用すれば良いのだ。
正直、毎日毎日「明太釜玉」と「かけうどん+ちくわ天」のローテーションには自分でも頭がおかしいのでは無いかと思ってもいるが・・・。
そんなことを考えているうちに目的地の丸亀製麺に到着した。
昼時という事もあり、ロードサイト店の駐車場は満車に近い。
私は空いているスペースを発見すると速やかに駐車。
多少混雑している入店の列に加わった。
財布の中の現金を確認してから、顔を上げ気がついた。
入り口のドアのところに「当店の麺職人は〇〇です」と木札が掛かっているではないか・・・。
「ここのお店には麺職人が居るのか・・・」
声にならない独り言をブツブツとつぶやく。
完全に危ないおじさんだ。
通報されないだけマシだろう。
私は興奮を抑えつつ列に静かに並んだ・・・。
「明太釜玉」か「かけうどん」か・・・。悩みどころだ・・・。
列に並ぶこと数分。
丸亀製麺の良さは客の回転が早いことだ。
私は列に並びながらおもむろに厨房をチェックする。
麺職人が誰かを確認する為だ。
・・・居た。
ここの店の麺職人は女性だ。
うどんへのみなぎる情熱をビンビン感じる。
周りのアルバイトの女性に的確な指示を出している。
・・・ほう、麺職人は麺打ち機の前から離れないのか・・・。
また、声にならない独り言をブツブツとつぶやく。
明らかに私の前に並んでいたカップルが不振がっているが、そんなことにかまっては居られない。
ここは久しぶりに麺職人と対峙出来る場なのだ。
麺職人が製麺機から取り出した麺を優しく茹で釜の中に入れていく。
タイマーの設定も適正だ。
釜揚げ麺とぶっかけ用に締める麺と細かく時間を設定している。
・・・これは行けるな・・・。
良い感じだよ・・・。
何が行けるのか自分でも良く分からないが、私は麺職人の無駄の無い動きに見惚れていた。
そしていよいよ私の注文の番になった。
頭の中で「どちらの麺」にするかがせめぎあう。
締めた麺を楽しむのか、それとも釜揚げ麺を楽しむのか・・・。
ここの選択を間違ってはいけない。
ここでミスをすると私の楽しい丸亀タイムが台無しになってしまう。
「ご注文をどうぞ」
私は一瞬の間を置くがすぐに答えを出す。
「明太釜玉の並を下さい。生卵、混ぜてください」
言った・・・、言ってしまった。
私は釜揚げ麺を選択したのだ。
なぜか・・・。
麺の締め作業をしていたのが新人バイトのようだったからだ。
麺職人が茹で上げた麺を新人が締める・・・。
ありえない!ありえないだろう。
最後の最後まで麺職人がやっていれば、私は締めた麺を選んだかもしれない。
私に明太釜玉を選ばせたのは最後の仕上げだった。
試してみようじゃないか。
麺職人が仕上げた釜揚げ麺を。
私はいつものように天ぷらを一切取らずにレジへ進んだ。
そして実食。この麺は・・・。やはり違う・・・。
会計を済ませ、いつものようにネギと天かすのトッピングをする。
この量が問題だ。
天かすを多めにすればコクが生まれる。
しかし、油が多くなることで全体に油のしつこさもまわってしまう。
その辺りを見極めて天かすを盛り付けなくてはいけない。
そして、この天かすと同量・・・いや少し多いぐらいに盛らなくてはならないのが青ネギだ。
この青ネギも量を間違えると単なるネギ玉うどんになってしまう。
天かす、ネギ、卵、明太子、そしてメインのうどん。
このバランス、ハーモニーを考えて盛り付けなくてはならない。
ほぼ毎日作っているのに決して同じ味には仕上がらない。
そこも明太釜玉の妙だろう。
今日はどうだろうか・・・。
あぁ、これは天かす、ネギ共に多いかもしれない。
・・・やってしまった。
私は麺職人が命を掛けて作ってくれたかもしれない釜揚げ麺をダメにしてしまったのか。
いや、断じてそんなことは無いだろう。
麺職人が作ったこの麺なら全てを受け入れて絶妙なハーモニーをかもし出すはず。
私は幾ばくの不安を胸に麺を混ぜ込んでいく。
1回、2回、3回・・・無数の天地返しを経て実食の時は近づいてくる。
あぁ、早く食べたい。
この麺がどれだけの幸福を私にもたらしてくれるのか。
私は不安と期待を胸に、良く混ざった麺を口へ運んだ・・・。
美味い・・・、これは美味い・・・。
天かすとネギのバランスは丁度良かった。
私の入れ過ぎとも思える薬味の量を全て包み込んでくれる卵と明太子。
そしてそれらを全て受け止めてモチモチと弾力のある麺が口で踊る・・・。
なんて日だ。
今日はなんという日だ。
私の中にこんな幸福な昼食が訪れるなんて。
美味い・・・美味すぎる。
まるで十万石まんじゅうのCMのような時間が流れる。
ゆっくりと・・・いや、時間を超越した何かが私の中を吹き抜けていく。
「これは最高だ」
また、私は独りでうどんをすすりながらブツブツと感想を言う。
幸い独りで壁沿いのカウンター席に座っていたので、私のことを不振がる人達は居ない。
麺を半分ぐらいまで食べ進めたのでいつも「アレ」をやってみる。
そう、ネギ汁だ。
食べかけの明太釜玉にネギを入れ、さらに「すりゴマ」を親の敵ぐらいに振り掛ける。
そこへ出汁サーバーから熱々の出汁を掛ければ完成だ。
この時、つい天かすも足したくなるが、それはお勧めしない。
過剰な天かすは中年男性の胃腸には優しくないからだ。
ネギ汁はあくまでネギを楽しむものなのだ。
熱々の出汁にネギを少し浸し熱を通す。
こうすることでネギの甘みを引き出すことが出来る。
しかしやりすぎは禁物だ。
熱を通しすぎることでネギの歯ごたえが失われてしまう。
少し熱が通ったネギ、あまり熱が通らないネギ・・・。
その混ざった辺りを残ったうどんと一緒に食べ始める。
・・・美味い。
ただひたすらに美味い。
思わず独りでうなずく美味さだ。
天かすの油がすっと出汁の表面に浮き、残った卵にさらに熱が加わり「かきたま汁」を楽しんでいるようだ。
明太釜玉のネギ汁は是非お勧めしたいアレンジの一つだ。
・・・もっとも見た目の貧乏たらしさで私以外にやっている人を見たことがないが・・・。
人間、見た目も大事だがもっと大切なこともあるだろう。
私は齢40を手前にしてそのことに気がついたのだ。
過剰すぎる塩分を摂取しながら私は残りの麺と出汁を平らげる。
ふぅ・・・。明太釜玉は良い・・・。
私の幸せな時間はそっと幕を閉じる。
お茶を飲み干し席を立つ。
「ご馳走様でした」
そう一言残してこの店を後にしたのだった・・・。
どう、どう?
どうですか!?
ちょっと小説風?
たまにこういう感じも面白いかなって!
以上!
PVに繋がらない丸亀製麺の記事でした!
リクエストあればまたやりまーす!
コメント
ポテポテ様
つい、「店名載せた方が、Google砲」の可能性があがったのでは?と思いながら読んでました。
※いろいろお考えの上、載せなかったのだと分かってはいますが…。
ネギ汁の下りは、赤裸裸感があって好きでした。私はネギと出汁が好物なので、次に行く機会にやってみたいです。
ヤス様
いやー、丸亀製麺の記事は中々Google砲にならないんですよー。
たまに変わった文章を書くのも面白いです。
私以外に誰もやる人を見ないのですが、釜玉系のうどんに出汁を入れると美味しいんです。
やっぱり貧乏臭いからでしょうね・・・。
釜玉うどんをオーダーして、混ぜて貰ってから会計。
すぐに出汁を注いでも美味しいんですよ、実は。
あ、今度記事にしようかな・・・。