川場キングダム3月初旬の釣行編が終わりました・・・。
この日は頂鱒とヤマメとロックトラウトの持ち帰り。
2月末に釣ってきて冷凍してある魚と併せれば、次回の釣行まで十分ブランドニジマスが楽しめます。
えぇ?ニジマスなんか美味しく無いじゃん!青物をジギングで釣ったほうが楽しくて美味しいよ!なんて言っている方・・・。
そんなことも無いですよー!
美味しいから!食べてみて!
そりゃー、あんまり良くない水に放されている管釣りの鱒は正直あんまり美味しくないと思います。
いや、不味くは無いです。
ただ、美味しくは無いって感じです。
何より、管釣りならほぼボウズを喰らったりはしない・・・。
※たまーに喰らいそうになって焦ることもありますが・・・。
養殖魚の美味さは餌と環境で変わるんです!
私が超推している川場キングダムフィッシングの魚は超絶品!
栃木県の神山水産さんが手塩に掛けて養殖した魚を、池に入れてからも毎日給餌。
結果「赤身に仕上げた魚がずーっと赤身」の状態!
今回は久しぶりに王国(キングダム)のロックトラウトを捌いていきます!
もうね、凄いんだから!
チェケラ!!
これがキングダムのロックトラウトだ!他とは別格だぜ!体高がヤバス!!!
毎回毎回、釣りから帰ってきた時にやらなくてはいけないのがお片付け・・・。
キャッチ&リリースの人なら道具片付けておしまい!なのですが、私みたいなキャッチ&イートの人だと・・・。
眠い身体にムチを打って魚を捌かなくてはいけません。
眠くて死にそう…。
ハッキリ言って地獄なんです。
正直、釣り場でも小1時間掛かりますからね、下処理。
大きいの1~2本だけとかでもやっぱり結構時間掛かります。
頂いた命なので、丁寧に処理をして美味しく食べたい!
人は罪深い生き物なのですよ・・・。
私、毎月毎月相当数の殺生をしていますからね。
きっとロクな死に方しませんね。
死ぬときは魚にしたことが返ってくるかも・・・。
ちょっと魚の気持ちになってみましょう・・・。
管釣りの捌き場で捌く所です・・・。
「んぉ!なんか身体が熱い!」
※掴んでまな板に上げられて・・・。
「空気、苦しい!!ぬふぉぉおぉおぉ!!!!」
「あ、ちょっと・・・、痛い!!」
※エラにナイフを入れて血管と脊椎を切ったところです。
「オフォウ・・・・」
※脊椎カットと失血で瞬間で意識は無くなります。
って言うのを繰り返すわけですよ。うん。
なるべく苦しく無いようにスピーディーな処理を心がけていますが、それでもやっぱり苦しいと思うんです。
そこをなるべく苦しまないようにサクサクと行います。
なので、私のナイフはいつもキレッキレです。
だって、切れる刃物じゃないとより痛いですからね。
大体釣行2回すると研ぎなおしています。
安いナイフなので刃持ちが良くないんです。
まして今回みたいに大物を絞めると余計刃がやられます。
大型魚(鱒類だと50アップですね)の背骨は硬いので・・・。
あ、そうそう。
最近の私は、あえて神経締めはしていません。
なぜか!?
冷水浴して体温を下げれば、持ち帰って捌くまでに死後硬直まで行かないということが分かったからですね。
脊椎締め+氷温締めって感じです。
持ち帰るときのクーラーボックスの温度は重要ですよ。
ここを間違える(温度が高すぎたり、低すぎたり)と魚の鮮度が失われますからね。
結構難しいんですけどね・・・、クーラーボックス内の温度管理。
本当はクーラーの中に冷水(5℃)張って、そこにビニールでぐるぐる巻きにした魚を漬けて帰れればベストなのですが・・・。
※もしこうやって持って帰る時は、魚は濡れないようにしますよ。
そこまですると片付けが超面倒になるのでやりませんが・・・。
大変なんだもん…。
だって、これ以上お方付け増えたら疲労で死んじゃう・・・。
さて、与太話はこのぐらいにして魚を出しますか。
小さいのは良いですね。
メインのロックをドーンと!
※まな板は長辺で48㎝ぐらいです。
この体高は普通じゃないでしょ!
ほぼバスですよ、この感じ。
でも鱒です。鱒。
これだけ体高があると、相当大きい柵が取れますからね。
超お買い得!
ちなみに、この柵1本、大きすぎるのでさらに半分にします。
なので、65cmのロックトラウトから刺身用の柵が沢山取れます。
最高じゃないですか・・・!
お刺身天国だろ・・・。
この大トロ・・・。
脂が凄過ぎて好き嫌いが分かれると思います。
あ、うちの家族は大好きですけどね!
60アップのロックが釣れたときだけのお楽しみ、それが大トロのみのお皿・・・。
放っておくと子ども達に全部食べられてしまうので、競争です。
大トロ競争です!
そして夕飯を済ませてから、もう半身をやっつけます。
切れる包丁を用意しないと大きい魚は大変!切れ味命!皮引きと骨は後日で良いよ。
夕飯を済ませて超眠いなか、残っている魚をやっつけていきます。
半身、こうやって「角上魚類でお寿司が載っていたお皿」に載せると大きさが分かりますね。
完全にコストコです。
半身をスパスパ処理していって、残った中骨はこうやってスプーンで漉き取ります。
段々上手になっているみたいで、あんまり中骨に身が残らなくなってきました。
良いですね、進歩していますね。
あ、そうそう。
カマはこんな感じです。
凄いでしょ!鮭ですよね。
こうして部位ごとに分けた後は、空気に触れないようにラップで密着してからジップロックへ入れて急速冷凍。
私は解凍時に「ピチットシート」を使うので、ラップ巻き巻きで冷凍しちゃいます。
そうすると、キッチンペーパーで巻かなくても大丈夫なので!
あ、このサイズの大型の鱒の場合は、皮引きと骨抜きは後日でも良いです。
釣った当日だとどうしても身が締まっていて骨が抜きにくいんです。
皮引きも同じ理由で失敗しやすいですから。
なので、釣った日は柵まで作れば大丈夫ですよ。
こうして出来た大量の冷凍柵・・・。
いよいよ実食の時です・・・!!
解凍は1日以上掛けてチルドルームで!レンチンしちゃだめだよー。
キレイに出来た柵・・・。
食べる予定の日の前日の朝、チルドルームに移します。
冷凍は素早く、解凍はゆっくりなので、1日半掛けてじっくり解凍します。
そして・・・、運命の皮引き!
とりゃ!
良いですね!
しっかり銀を残して引けました!
こういう風に引けると、皮下脂肪が残っている状態なので「身の旨み+脂肪の甘み」が楽しめます。
皮の端っこに残った身をこそいで試食・・・。
うんま!ヤバス!
※ヤバスとか言っちゃう今月40歳のおじさんです。
骨抜きまでしたら、ピチットシートに包んで30分。
余分な水分を抜きます。
しっかりした処理をした魚をいよいよ刺身にしていきます。
※撮影奥さん
お刺身、大体厚み7mmぐらいに引くと良いみたいですよ。
むかーし、ラジオで聞きました。
で、いつものようにインスタ映えない盛り付けでお皿に載せたら完成ーーー!!!
これが・・・
こうなりました。
うん、相変わらず盛り付け下手だな・・・。
うちの奥さんの作ってくれた他のおかずと併せて、楽しい夕食。
お刺身、絶対に量多いわー・・・って思っていたらなんと完食!!
子ども達が思った以上に食べました。
息子(3歳)なんか「お魚食べる、お刺身ちょうだい」とひたすらお刺身食べていましたね。
うーん、ロックトラウト凄いなぁ。
身の味の濃さと脂肪の甘みが絶妙なんですよね。
408クラブでも釣れるんですけど、やっぱりキングダムのロックトラウトは別格なんですよね。
※408クラブ、2020年3月現在はリニューアル工事中で営業していません。
餌が違うんでしょうね・・・、コレ。
いやー、でも嬉しいですね。
こうやって家族で美味しいのが食べられる幸せ・・・!
川場キングダムの魚、ロックトラウト以外にもみんな美味しいですからね。
いつだったかサクラマスも放流されていた時期があって、そのときも最高に美味しかったですね・・・。
また行きたい!
しかーし・・・、今まで見たいに「ハイドラムの合着ピンク投げれば釣れる」状態は終わってしまいましたからね・・・。
また何か必殺技を見つけないといけませんね。
次回は「棒」でも投げますかねぇ?
皆さんもキングダムへ行ったら是非お持ち帰りを!
1日券で20匹持って帰れますよ!
※50cm以上は1匹ですが。
美味しいので是非!
コメント
川場キングダムの魚は美味いですね。ロック、イタダキマス、ヤシオ共に赤身でした。レギュラーサイズも赤身ってのがここの良い所だと思います。
k様
そうなんですー!
キングダムの魚は美味し!なんですよね。
あの魚が食べたくて通っちゃいます!
30㎝ぐらいでも超美味しいですから・・・。
ポテポテさんの釣行記をいつも拝見させてもらっていて、いつか行きたいなあと思っていましたが先日ついに念願叶いました。
ロックはラインブレイクしちゃいましたが、そこそこいいサイズの頂鱒を持ち帰り刺身にしました!もうほとんどサーモンですね!
ダシダシ様
ありがとうございまーす!
こんな役に立たないブログなのに・・・。
巻き巻き―とかチョンチョンとかしか書いていないのに。。。
ロック惜しかったですねー!
今度は是非食べて下さい!
頂鱒より脂乗ってますよ。
頂鱒も美味しいし、ロックも美味しい!
キングダムは良いですよねー。
もう少し簡単な時期もあったんですけどね・・・。
また攻略方法探します!