外壁塗装の必要性。戸建て住宅の塗り替えを放っておくとどうなるの? | ポテポテの月イチ管釣り 毎日子育て  
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外壁塗装の必要性。塗り替え時を逃すと高くつくことになります。業界人が教えるポイント

屋根・外壁塗装関連
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はい、こんにちは。

ポテポテです。

リフォームのお話です。(私の本業の話ですね)

なら山沼釣行の話は次回です!

戸建ての持ち家に住んでいる方しか関係無いのですが・・・。

皆さんの住んでいるお宅は築年数はどれくらいですか?

私の家は今年(2021年現在)で16年に入りました。

あっという間に過ぎますね。

ところで・・・、みなさん、外壁塗装はされていますか?

築10年を過ぎたお家はそろそろ必要な時期です。

私は築12年で行いました。

どうして外壁塗装が必要なのか考えたことはありますか?

日本の戸建て住宅(木造戸建て)の外壁材で多いのが窯業系サイディングモルタルですね。

窯業系サイディングってこういうのですよ。

北米だと樹脂サイディングというのがメインで使用されているんですけど、これはある理由で関東圏の住宅ではほとんど採用されません。(北海道では採用している工務店さんあります)

ある理由についてはまた別の記事に書きますね。

ではひとつずつ解説しますね。

戸建て住宅で外壁塗装が必要な理由

目次
  1. そもそもメンテナンスがいらない外壁材はほとんどない
  2. 防水性能が切れると家の寿命が著しく短くなる
  3. お勧め塗料はラジカル制御形シリコン塗料
  4. 業者選定は状況に応じて考える
1.そもそもメンテナンスがいらない外壁材はほとんどない

まず冒頭に書いた窯業系サイディングモルタルについてです。

窯業系ってなんぞや?という方がほとんどですよね。

これはセメント板をお釜で焼くイメージです。

サイディングボードの原材料は繊維系セメントです。

昔(2004年まで)は繊維に石綿(アスベスト)を使用していました。

現在は石綿(アスベスト)に変わる材料を使用しているため、危険性はありません。

で、このサイディングですが、工場で塗装されて出荷されます。

この工場出荷時の塗膜が劣化してくるのが丁度10年ぐらいなのです。

注・・・一部メーカー商品で30年耐久と言う物もあります。

この塗膜の劣化がおきてくるとどうなるか?

サイディングボードが水を吸います

水を吸うとサイディング本体が劣化し始めます。

劣化したサイディングは反り返ってきたり、ボロボロ剥がれてきます。

こうなると張り替えるしかありません。

さらにさらに、サイディングとサイディングの隙間を塞ぐコーキング材(シーリング材)の劣化も問題です。

中央の白いのがコーキングですよ。

このコーキングが切れるとどうなるか?

水が入ってきます。

水入るの?

ただ、コーキングの後ろには防水透湿紙が貼ってあるのですぐには水は入りませんが・・・。

この防水透湿紙、あくまで薄い紙状なので直接紫外線や雨水が当たり続けるのは宜しくないです。

そうならないためにも、コーキングはコーキングで打ち替えが必要になります。

打ち替えというのは、今あるコーキングを一度取って打ち替えることです。

それとは別に増し打ち(打ち増し)というのもあります。

増し打ちとは主にサッシ回りで行います。

古いコーキングを残したまま、新しくコーキングを盛ってあげます。

これはサッシの構造によっても違ってくるので、一概にどちらが良いと言う訳ではありません。

サッシ周りの防水はシビアなので、ベストな方法を選定します。

サッシ周りは下手に古いコーキングを取らないほうが良い場合もあるのです。

2.防水性能が切れると家の寿命が著しく短くなる

徐々に塗装の必要性がお分かり頂けたでしょうか?

住宅の大敵は水です。

木造住宅の場合、構造体(柱とか梁ですね)が濡れていると腐っていきます。

腐った柱や梁は家を支えていられなくなります。

そうなるとどうなるか?

大規模な修繕工事が必要になりますね。

通常、現代木造住宅の耐用年数は60年~ぐらいで建てられています。

ハウスメーカーや先進的な工務店さんだと100年住宅や200年住宅というのを売りにしていますね。

外装のメンテナンスをしっかりとしていれば、この寿命まで持たせることは十分可能です。

(ただし、水周りの機器類入れ替えは必要です)

塗装工事代をケチると住宅の寿命その物に影響が出ます。

本来60年以上使えるお家が20年でダメになる・・・。

そんな恐ろしいことは避けたいですよね。

そのためにも定期的な外壁塗装工事は必須なのです。

3.お勧め塗料はラジカル制御形シリコン塗料

2019年現在、個人的に一番お勧めできる外壁塗装用塗料はラジカル制御形シリコン塗料です。

私の自宅にも塗り替えの時に使用しました。

ラジカル?何それ?って感じですよね。

物凄く噛み砕いていうと、紫外線劣化に強い塗料です。つまり耐久性に優れている塗料になります。

古い塗装面って、触ったことはありますか?

塗装面が古くなってくると、触ったところの手に粉っぽいものが付きます。

これはチョーキングと言って、塗膜が劣化している状態です。

粉が付いてきます。

こうなってくると塗膜としての仕事はほとんど出来ない状況です。

徐々に水が壁に染みるようになってきます。

壁に水が染みるとどうなるか?

その先の構造体(柱や梁)まで水が染みてきます。

そうなると構造体そのものが痛んで来ますね。

このラジカル制御形塗料は、このチョーキング発生、つまり塗装がダメになるまでの時間が長いです。

大体15年ぐらいは問題なく使用できます。

今までメインで使われていた塗料だと大体10年目安でした。

10年15年だと結構大きいですよね。

さらに、このラジカル制御形塗料、値段が従来のシリコン塗料とあまり変わらないです。

施工㎡単価で2,200円~2,500円の間ですね。(地域差あります)

施工単価は上がらず、塗膜の寿命は延びている。

ね、お勧めですよね。

あ、後細かいことなんですが、コーキングの先打ち、後打ち問題があります。

私は先にコーキングを打ってから塗装をするほうが良いと思います。

この辺りは施工業者さんによっても考え方が違うので難しいところですね。

詳しくはgoogle先生に聞いてみたほうが良いかもしれませんね。

4.業者選定は状況に応じて考える

戸建て住宅の塗装工事を行う場合、一般の方が一番考えるのが施工業者の選定だと思います。

塗装専業業者に頼むのか、建ててくれた工務店、ハウスメーカーに頼むのか、それとも私が勤めているようなリフォーム店に頼むのか・・・。

悩みますよね。これは。

絶対に避けたいのが訪問販売での塗装店です。

断言します。

これだけは避けてください。

だめだよ!

常套句なのが・・・

「たまたま近所で工事をしていてお宅が気になったので・・・」

「外から見たら塗装が古くなっているのが気になって・・・」

「今ならキャンペーン限定特価なので・・・」とかですね。

これらのトークが始まったらまず間違いなく問題ありの施工業者です。

ご注意下さいね。

では本題です。

施工業者さんの使い分けになります。

単純に外壁塗装工事を発注する場合と、プラスアルファをお願いしたい場合で変わってきます。

外壁(屋根含む)塗装工事のみをお願いしたい場合は塗装工事専業店にお願いするのが一番リーズナブルです。

築浅物件(築年数10年~13年)の場合は、塗装面以外は不具合が出ていない場合が多いので塗装工事専業店に見積もりをお願いすれば大丈夫です。

築年数が15年を超えていて、雨樋やサッシ周り、他細かいところに不具合が出ている場合は塗装工事専業店よりかは工務店やリフォーム店に頼んだ方が良いかもしれません。

これは、塗装工事専業店だと塗装以外は出来ないからです。

(塗装以外にも色々できる塗装工事店さんもあります)

もし、この記事を読んでいる方が大工、塗装、サッシ屋さん、建築板金屋さんをご自分で発注して工程管理出来るなら分業発注をしても問題ありません。

ただ普通出来ませんよね・・・。

そんな面倒なこと出来ないよ…。

そのあたりを一元管理してくれるのが工務店やリフォーム店です。

各工程、どのタイミングでどの業者さんを入れるのか等は工務店やリフォーム店がやってくれます。

ですので、直す箇所が多そうな場合は工務店やリフォーム店に依頼したほうが良いと思いますよ。

あ、ちなみにハウスメーカー物件にお住まいの場合は、建ててくれたハウスメーカーさんに頼んでも良いのですが・・・。

かなり割高になります。

これは保証等の兼ね合いもあるのでしょうがないと思いますが・・・。

保証継続等が必要な場合はありだと思います。

それと一番重要なことは、頼む側もある程度はお勉強が必要ということです。

世の中のほとんどの工事店はまともな所です。

でも一部に悪徳な工事店が居るのも事実です。

そんな時に役に立つのがこちら!

無料比較サイトです。

全国対応で工事業者をピックアップしてくれます。

見積りは一括見積サイトからだと手間が掛からないですよ。

是非、ご検討下さいね。

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コメント

  1. kan より:

    ポテポテ様

    いつもブログを楽しく拝見させていただいております。
    kanです。某貧乏釣り部から飛んできました。

    ずーっと会社の方のブログが更新されるのを待っていたのですが、
    こちらに移っていたのですね^^;

    会社のブログでコメントするのはどうかと思っていたので控えていたのですが、
    1点アドバイスをいただきたくお願いいたします。

    うちの家は築18年くらいになるのですが、
    まだ外壁のメンテナンスを入れたことがない、外回りの塗装営業者の方が必ずピンポンしたくなる家です。
    そろそろとは思っているのですが、ご存じ?の通り貧乏なので・・・。

    話を戻しまして質問の件ですが、
    貧乏のくせに屋根に太陽光パネルを載せておりまして、
    やはりこの場合は外壁+屋根のメンテナンスはリフォーム業者さんにお願いするのがベストでしょうか?
    塗装専門の会社ではパネルはいじれなさそうですし、購入した電気屋さんに専門外のリフォームをお願いしたら高くなるだろうなぁと思っておりまして^^;

    お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけましたら幸いです。

    • ポテポテ より:

      kan様

      コメントありがとうございます。
      会社のブログ、偉い人がどうにも価値を理解していないみたいで、ほぼ閉鎖してしまいました。
      そのため、色々考えた結果で自分のブログを立ち上げました。
      今後とも宜しくお願い致します。

      お問い合わせの件ですね。

      屋根に太陽光発電のソーラーパネルを載せている場合、屋根のメンテナンスが非常に面倒になります…。
      kanさんのお考えのように塗装屋さんだけだと難しい状況です。

      この場合は「太陽光発電もきちんと扱っている工務店」または「太陽光発電に強いリフォーム屋さん」に見積依頼をした方が良いと思いますよ。
      ただ、築18年とのことなので、屋根材はこのまま放っておいても良いかもしれません。

      なぜなら、スレート(コロニアル)の屋根材はメンテナンスをきちんとしても30年程度しか寿命が持ちません・・・。
      後10年ぐらい放置してお金を貯めておいて、「屋根の重ね葺き」又は「葺き替え」をした方が良いと思います。

      ただ、壁面のメンテナンスは早急に行うことをお勧めします。
      サイディング外壁だと20年放置すると結構ダメージが来ます。

      無料見積比較サイト等を利用して、3社ぐらいからお見積りを取ることをお勧めします。
      もしくは「お住まいの地域+塗装工事」等のキーワードでgoogle先生に聞いてみてください。

      ・・・お勧めはやはり工務店さんですかねぇ?

      私の勤務先はソーラー強くないんですよ・・・。

  2. kan より:

    ポテポテ様

    ご助言いただきありがとうございます。

    なるほど。屋根は寿命の関係で先送りするというのは素人にはない考えで、
    大変参考になりました。
    太陽光パネルも同時期には更新、もしくは廃棄を考えなくてはならない時期だと思うので、
    ちょうどいいのかもしれません。

    壁だけはできるだけ早めに考えます。
    ただ、長女の高校受験次第・・・。
    塾の冬期講習で諭吉が20人も旅立ちました・・・。
    すべりどめの私立になろうものなら目も当てられません。
    ちなみに壁のメンテナンスのおすすめ時期(冬?)などありますでしょうか?
    そのころに合わせて問い合わせさせていただければと思います。

    あと、会社のブログですが、私の勤めている会社とは逆方向ですね。
    BtoBなのでメルマガ形式なのですが、社長はやる気満々で、社員がついてこないという・・・。
    ポテポテさんの業種であれば、ブログは有効だと思うのですよね~。
    管理釣り場もブログがあるとこと、無いとこだと、初めて行くハードルが下がると思うのです。
    リフォームの相談ともなると見積もりを依頼するとその後の対応が面倒・・・というところもあり、見積もりを依頼するところはできるだけ信頼がおけるところにしたいですが、大手ならまだしも地元密着型の会社だとHPの説明だけでは心もとないです。
    そこでブログなどがあると、その会社で働いている方の考え方などが分かって安心しやすいです。(現に私はほぼ釣られている状態です^^
    ブログをみて見積もり依頼をする場合はお約束の「ブログを見て」と言っていただければ粗品を・・・にすれば、ブログの効果測定などができたかもしれませんね。

    コメント欄に長文失礼いたしました。

    • ポテポテ より:

      kan様

      お子さんの入試や塾の講習…。
      私はまだもう少し先の話ですけど結構かかるんですね。
      20諭吉!なんと恐ろしい…。

      外壁のメンテナンス、今の塗料はいつやっても大丈夫ですよ。
      昔の塗料は確かに真夏や真冬は避けてくださいなんて言っていましたが。
      関東地方なら基本いつでも大丈夫です。

      あえて言うなら真夏は職人さんがきついので避けた方が良いかもしれないです。
      塗料より人が大変なことになりますね。

      そしてブログはまさに私が狙っていたところなんです。
      担当者の人柄が分かれば良し!って所だったんですね。

      ただ、偉い人にはそれが分からんのですよ…。

      ちなみにブログを見てますよ~というお客様には少し御値引してました。